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この記事はネタバレを含む。実写映画と原作の結末には触れる(該当の見出しには、その前に断りを入れる)。実写映画版『デスノート』を観て、「あれ、原作だとどうなるんだっけ」と思ったことはないだろうか。実写映画は、原作コミックとは違う終わり方で幕を閉じる。物語の大枠は同じでも、決着のつき方そのものが作り変えられている。
こんな人に向いています
- 実写映画は観たが、原作漫画は読んだことがない人
- 映画と原作で、結末がどう違うのか気になっている人
- 原作の続き(Lの死後)をこれから読んでみたい人
向かない人
- 原作漫画を全12巻すでに読み終えている人(この記事に新しい情報はありません)
- 映画の結末を1文字も知りたくない人(この記事は結末に触れます)
デスノートってどんな作品か
原作は大場つぐみが原作、小畑健が作画を担当する漫画で、「週刊少年ジャンプ」に2003年から連載され、単行本は全12巻で完結している(集英社 公式サイト・全巻セットページ)。ノートに名前を書かれた人間は死ぬという「デスノート」を拾った高校生・夜神月と、彼を追う天才探偵Lとの頭脳戦を描く。2006年には実写映画化された。
実写映画は、いつ・誰の主演で公開されたか
実写映画は前後編の2部構成で公開された。1作目『デスノート』は2006年6月17日、2作目『デスノート the Last name』は2006年11月3日に公開されている(出典:日本映画製作者連盟・2006年興行収入10億円以上番組)。主演は夜神月役に藤原竜也、L役に松山ケンイチ。1作目から、第2のキラ・弥海砂役で戸田恵梨香が出演している。
この2作は邦画では珍しく、前編・後編を連続で公開する企画として作られた。1作目の興行収入は28.5億円、2作目は52億円と、日本映画製作者連盟が公表している(日本映画製作者連盟・2006年 過去興行収入上位作品)。

結末はどう変わったか|ここから先は結末に触れます
原作では、Lは全12巻のうち7巻の途中で死を迎える。巻の構成は集英社の公式ページで確かめられる(集英社 公式サイト・7巻ページ)。そのあとはニアとメロという2人の後継者が月を追い詰めていく展開が、結末まで続く。
一方、実写映画版はLと月の直接対決だけに焦点を絞り、ニアとメロは一切登場しない。結末も大きく作り変えられていて、劇中でLが自分の名前を先にデスノートへ書き、死ぬまでの猶予(23日間)を使って月を追い詰めるという、映画オリジナルの決着になっている。劇場版は監督・金子修介、脚本・大石哲也によって作られている(映画.com・作品情報ページ)。原作の第2部(ニア・メロ編)を丸ごと省き、L対月の直接対決に絞ったのは、前後編・約4時間という尺の制約が大きいと考えられる。
なぜ結末を変えたのか
原作の後半(ニア・メロ編)は、月とLという主役2人の直接対決が終わったあとの物語だ。映画を前後編・約4時間に収めるうえで、新しい主役2人を追加で立てる余裕はなかったと考えられる。結果として、映画は「月とLの一騎打ち」という一本の軸に絞った作りになった。
ニア・メロ編を丸ごと省いたのは、原作を壊す改変というより、映画という尺に合わせた再構成と見ることもできる。

実写映画シリーズは、この4作でつながっている
2作目『the Last name』の結末(Lが自分の名前を書いて猶予を得る展開)を受けて作られたのが、2008年公開のスピンオフ映画『L change the WorLd』。こちらはLが主役で、本編とは違う事件を描くオリジナルストーリーだ。
2016年公開の『デスノート Light up the NEW world』は、前2作から10年後の世界を描く続編。興行収入は22.0億円と、日本映画製作者連盟が公表している(日本映画製作者連盟・2016年 過去興行収入上位作品)。原作の結末そのものをなぞる映画ではなく、新しいデスノートをめぐる新しい物語という位置づけになる。
原作の後半を読むなら、どこから読めばいいか
映画までしか知らない人が原作の続きを読みたい場合、Lが登場する前半(1〜7巻の前半あたり)を楽しみたいなら1巻から。Lの死後にあたる後半(ニア・メロ編)だけを先に知りたいなら、8巻あたりから読み始めても大筋は追える。ただし、それまでの頭脳戦の積み重ねを知らずに読むと、後半の駆け引きの意味が半分しか伝わらない。できれば1巻から通しで読むことをすすめる。
読む時間が取りづらい人には
全12巻を通しで読み直す時間がない人は、電子書籍で場所を選ばずに読む方法や、耳で作品世界に触れる方法も選択肢になる。デスノート本編の朗読版は、本記事が探した範囲では見当たらないが、声優が朗読する他の作品のガイドは、朗読で聴けるAudible作品ガイドにまとめている。
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積んである冊数を、数えないようにしていませんか
画面を見ていると、降りたときに何も残っていない。よくあることです。
同じ時間に物語を流しておくと、着いたときに続きが気になっています。移動が待ち時間ではなくなります。
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映画をじっくり見返すなら、家庭の音響環境を整えておくのもよい。手順はサラウンドとは?家庭のオーディオルームで臨場感を高める設置と選び方の完全ガイドで確認できる。

よくある質問
Q1. 実写映画とアニメは、結末が同じですか?
A1. 本記事で扱っているのは実写映画版です。アニメ版はLの死後もニア・メロ編を描いており、実写映画(前後編で完結)とは構成が異なります。
Q2. 原作漫画は全部で何巻ありますか?
A2. 全12巻で完結しています。ほかに、設定資料を収めた特別編「HOW TO READ 13」があります。
Q3. 実写映画版でLはどう最期を迎えますか?
A3. 自分の名前を先にデスノートへ書き、死ぬまでの猶予を使って月を追い詰めるという、映画オリジナルの結末です(原作の死に方とは異なります)。
Q4. 『L change the WorLd』や『Light up the NEW world』も原作の続きですか?
A4. 『L change the WorLd』は前2作の設定を引き継いだオリジナルストーリー、『Light up the NEW world』は前2作の10年後を描く完全新作です。どちらも原作の後半(ニア・メロ編)をそのまま映像化したものではありません。
こんな人が、原作を読み返しています
映画で結末を知ったあとに原作を読むと、結末に向かう積み重ねの見え方が変わります。
50代・老眼で細かいコマがつらい
文庫より単行本のほうがコマが大きく、頭脳戦のセリフも追いやすくなります。
30代・通勤時間で頭脳戦を追いたい
1話ごとに駆け引きの決着がつく構成なので、細切れの時間でも区切りよく読めます。
60代・昔読んだ内容を思い出したい
12巻という長さでも、映画で結末を知ったうえで読み返すと、伏線の張り方に気づきやすくなります。
版と映像、選択肢をまとめておく
原作をどの版で読むか、映画をどう見返すかは、人によって欲しいものが違う。選べるように並べた。
映画で完結を見た人が、原作の始まりを読む3冊
映画と同じ始まりから、頭脳戦の細部まで読みたい人へ。1巻・2巻・4巻。
映画と同じ始まりを、原作の絵で確かめたい人へ
映画には出てこない、序盤の細かい駆け引きを読みたい人へ
映画がまだ描いていない伏線を、早めに知っておきたい人へ
Lの死後、原作だけが描く後半
映画には登場しないニア・メロ編。原作でしか読めない後半3冊。
Lの死後の展開を、頭脳戦の積み重ねごと確かめたい人へ
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Lが退場したあと、物語がどう続くかを見届けたい人へ
原作の結末を、最後の1冊で確かめたい人へ
番外・資料
本編とは別に、設定や創作の裏側までたどりたい人へ。物語の続きではなく資料集にあたる。
本編を読み終えたあと、設定資料まで確かめたい人へ
全巻セットでまとめて読む
1冊ずつ選ぶより、まとめてそろえたい人へ。全巻セットと、番外の短編集。
12巻を1回の注文で、まとめてそろえたい人へ
本編とは別に、短編も読んでおきたい人へ
実写映画をまとめて見返す
結末の作り替えを、自分の目でもう一度確かめたい人へ。前後編と続編。1作目は版違いも含めて並べた。
1作目を単品で見返したい人へ
結末が変わる2作目を、単品で見返したい人へ
画質を上げて、細部まで見返したい人へ
2016年の続編で、10年後の世界も見たい人へ
版の違いを読み比べる
同じ物語でも、版によって読み味が変わる。3つの版から選べる。
厚みのある1冊にまとめた愛蔵版で、通しで読みたい人へ
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連載当時のモノクロで、原点の空気のまま読みたい人へ
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読む時間がないのではなく、座る時間がありません
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映像と紙のあいだで
まとめ|結末は映画オリジナル、原作の後半は別物として読める
実写映画版の結末は、Lと月の直接対決に絞った映画オリジナルの展開だ。原作漫画は、Lの死後もニアとメロが月を追い詰める後半が全12巻の結末まで続く。どちらが優れているというより、尺に合わせて再構成された「別の物語」として、両方楽しめる。
実写化にあたって設定がどう作り変えられるかという観点では、ONE PIECE実写版と原作の違い6つ|続きは何巻からも近いテーマの記事だ。アニメと実写映画のどちらから読み進めればいいか迷っている人には、今際の国のアリス 実写化で変わった3つの違い|続きは原作8巻からも参考になる。










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