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楽しみにしていたシリーズの新作を聴き始めたのに、前作で誰が誰だったか、思い出せない。文字の本なら数ページ戻って確認できるが、オーディブルではそう簡単にいかない。迷子になる理由は、聴く力ではなく、シリーズの作りにあることが多い。
こんな人に向いています
- ミステリーシリーズを、オーディブルで刊行順に追いたい人
- 前の巻の内容を忘れたまま、次を再生してしまった人
- 聴き放題の対象を、何から聴けばいいか決めかねている人
逆に、1話だけをつまみ聴きしたい人には、この記事の確認作業はやや面倒に感じるかもしれない。
なぜ耳で聴くシリーズは、途中で迷子になりやすいのか
紙のように、数ページ戻って確認する動作がないからだ。声だけを頼りに、前の巻の記憶をつなげる必要がある。
文字の本は、指で栞(しおり、目印のこと)を挟んだまま、前のページを開き直せる。数秒で済む。オーディブルの早戻しは、再生位置を秒単位で探る操作になる。目当ての場面まで、思っているより時間がかかる。
そもそも今のワイヤレスイヤホンがどういう仕組みで音を飛ばしているかを先に知っておくと、聞き取りやすさの違いも見えてくる。耳から離れて、部屋で鳴らす側に興味が向いたら、ホーンスピーカー入門:知っておきたい基礎知識に説明がある。
同じシリーズでも、短編集の巻と長編の巻が混ざっている
東野圭吾のガリレオシリーズがその代表だ。1作目『探偵ガリレオ』と2作目『予知夢』は短編集。3作目『容疑者Xの献身』からは、1冊を通した長編になる(文藝春秋の公式サイトで刊行順を確認)。
短編集は1話ごとに区切りがある。家事の途中で中断しても、次の話から仕切り直せる。長編は途中で切ると、翌日、再生位置を探すところから始まる。どちらのタイプかを先に知っておくと、聴き方の見当がつく。
| 作品 | 何作目か | 形式 |
|---|---|---|
| 探偵ガリレオ | 1作目 | 短編集 |
| 予知夢 | 2作目 | 短編集 |
| 容疑者Xの献身 | 3作目 | 長編 |
| 永遠の記憶 | 11作目 | 長編 |
4作目から10作目までは長編・短編集が入り混じる。順番を確認したいときは、公式サイトの作品一覧を見るのが確実だ。
姫川玲子シリーズの3作目だけ、語り手が主人公以外に変わる
3作目『シンメトリー』は、7つの短編が入った短編集だ。姫川玲子ではなく、部下や別の刑事の視点で語られる話が多い(光文社の公式サイトで確認)。
主人公の声が変わらないと思って聴いていると、語り手の交代に気づきにくい。誰の視点で語られているかを意識すると、シリーズの裏側が見える構成になっている。
| 作品 | 刊行順 | 備考 |
|---|---|---|
| ストロベリーナイト | 1作目 | 長編 |
| ソウルケイジ | 2作目 | 長編 |
| シンメトリー | 3作目 | 短編集(語り手が変わる) |
| インビジブルレイン | 4作目 | 長編 |
| ブルーマーダー | 5作目 | 長編 |
三島屋変調百物語シリーズは、続き番号の付け方が独特
「事始」「事続」のように、巻数が算用数字ではなく漢字で付けられている。9作目にあたるのは「九之続」だ(KADOKAWAのプレスリリースで確認。連作短編集として紹介されている)。
数字でないぶん、今どのあたりの巻を聴いているのか、直感的に分かりにくい。手元で聴き比べられる巻をあらかじめ並べておくと、順番を見失いにくくなる。
聴く前に確認しておく3つのこと
- 何作目にあたるか(公式サイトかAmazonの商品ページで確認する)
- 短編集か長編か(区切りがあるほうが、途中で中断しやすい)
- 語り手が変わる作品かどうか(変わる作品は、意識して聴く価値がある)
配信状況は変わるため、詳しい在庫や対象作品は都度、公式サイトで確認してほしい。
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読みたい気持ちだけが膨らんで、ページは白いままです
手が塞がっている時間は、1日のうちに思っているより長くあります。
その時間に物語を流しておけるだけで、積んだままの一冊が動き出します。止めたところから再開できるので、細切れでも迷子になりません。
合わなければ、期間内にやめられます。
無料期間や対象はキャンペーンで変更されることがあります。申し込み画面で最新の条件をご確認ください。
よくある質問
Q1. どの巻から聴けばいいですか
A1. 迷ったら1作目から。短編集なら1話ずつ独立しているので、途中からでも大きくは迷わない。
Q2. 聴き放題の対象でも、全部の巻が揃っているとは限らないのですか
A2. その通りだ。1作品ずつ配信状況が違う。聴く前にAmazonの商品ページで巻数と形式を確認しておくと確実だ(配信状況は変わるため、最新は公式で確認)。
Q3. Audibleは早戻しで前の場面を確認できますか
A3. 早戻しのボタンはあるが、紙のように目次から探すことはできない。目当ての場面を探すのに、思っている以上に時間がかかることがある。
耳で読む話の続き
こんな聴き方をしている人に効きます
同じ「シリーズを聴く」でも、迷子になる場面は人によって違う。近い状況を探してみてほしい。
50代・10冊目で誰が誰だか分からなくなった
登場人物が増えてくると、耳だけでは誰の話なのか追えなくなります。紙なら前のページに戻れますが、耳ではそれができません。
30代・新刊のたびに前作のあらすじを検索している
新刊が配信されるたびに、前作の内容を思い出せないまま再生してしまいます。通勤中は前の巻に戻る余裕もありません。
40代・短編集と長編が混ざっていると気づかなかった
同じシリーズなのに、ある巻だけ短編集でした。長編のつもりで聴き始めたので、話が切り替わるたびに戸惑いました。
20代・語り手が替わる巻で話を見失った
主人公の視点で進むと思って聴いていたら、途中から別の人の語りになっていました。気づくまでに30分かかりました。
60代・巻数の数え方が独特で何冊目か分からない
「事始」「九之続」といった巻の呼び方が独特で、自分がいま何冊目にいるのか分からなくなりました。
シリーズを聴く|作品カタログ
本文で紹介した3つのシリーズを、それぞれ聴きやすい順にまとめた。迷ったら、各シリーズの1作目から。
姫川玲子シリーズを刊行順に聴く
1作目から5作目までを、刊行順に並べた。3作目『シンメトリー』だけ短編集で語り手が変わるので、続けて聴くと違いが分かりやすい。
シリーズを1作目から順番に聴きたい人へ
1作目の続きを、間を空けずに聴きたい人へ
語り手が変わる短編集を試してみたい人へ
短編集のあと、再び長編に戻りたい人へ
刊行順の後半(5作目)まで聴き進めたい人へ
ガリレオシリーズを刊行順にたどる
3作目までは短編集と長編が混ざる(本文で紹介した通り)。4作目以降は文藝春秋の公式サイトで順番を確認できる。迷ったら1作目から。
ガリレオシリーズを1作目から始めたい人へ
短編集をもう1冊、続けて聴きたい人へ
初めての長編を、代表作から聴きたい人へ
刊行順を崩さずに読み進めたい人へ
映像化された回を原作で確認したい人へ
最新作(11作目)まで追いついておきたい人へ
三島屋変調百物語シリーズの巻数表記に慣れておく
「事始」「事続」から始まり、「七之続」「八之続」「九之続」と続く。手元で聴き比べられる5冊を、実際の巻数の順に並べた。
シリーズの入り口となる1作目(事始)を聴きたい人へ
2作目(事続)で、聞き手の成長を追いたい人へ
七之続まで進んだ、シリーズ後半の空気を知りたい人へ
八之続の独特な巻数表記に慣れておきたい人へ
いまの最新刊にあたる九之続まで聴き進めたい人へ
シリーズに入る前に、1話で完結する作品で耳を慣らす
長いシリーズに挑む前に、1作品だけで完結する朗読を先に聴いておくと、聴くペースがつかみやすい。
短い話をいくつか続けて聴きたい人へ
10分前後で聴き終えられる作品を探している人へ
昔話の語り直しを、耳で確認したい人へ
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前回どこまで読んだか、思い出すのに疲れませんか
急に空いた時間ほど、何に使うかを決められないまま過ぎます。誰でもそうです。
聴きかけを1本置いておくと、その半日が丸ごと1冊分になります。外に出られない日のほうが、かえって進みます。
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まとめ|「何作目か・短編集か長編か」を確認してから聴き始める
面白さで選ぶ前に、そのシリーズの形を確認する。それだけで、途中で迷子になる回数は減る。
今夜、シリーズものを聴き始めるなら
- 1作目から聴きたい → まずは短編集か確認
- 途中の巻から気になっている → 語り手が変わる作品でないか確認
- 聴き放題で試したい → Amazonの商品ページで配信状況を確認
























