
本が読めない理由は、視力低下・読書時間の確保・開ける場所・乗物酔い・積読・情報処理の6つある。活字が読めない、本が読めなくなったと感じる原因のうち、耳で読むと解決できるのは4つで、残り2つは読書体力とは関係ない。
(PR・広告を含みます)
小説が読めないと感じる人ほど、原因を1つに決めつけがちだ。理由を分けると、対処のしかたも分かれる。
こんな人に向いています
- 下の①〜⑤のどれかに心当たりがあり、耳で読む方法をまだ試したことがない人
- 本を読む気はあるのに、開く前の段階で止まってしまう人
- 「読書体力をつけよう」と言われても、具体的に何をすればいいか分からない人
逆に、⑥の「読み始めても意味が入ってこない」だけが理由の人には、この記事の前半(①〜⑤)はあまり関係がない。先に「耳で読んでも解けないもの」まで読んでほしい。
本が読めない理由は、6つある
活字が読めない、本が読めなくなったと感じる原因を分けると、次の6つになる。
- ① 目が疲れて文字が追えない
- ② まとまった時間がない
- ③ 本を開ける場所がない
- ④ 乗り物に乗ると気分が悪くなる
- ⑤ 買ったのに読み始められない
- ⑥ 読み始めても、意味が入ってこない
自分に近いものから読んでほしい。①〜④は同じ形の解決策があり、⑤は半分だけ効く。⑥だけは別の原因なので、あとで分けて書く。
① 目が疲れて文字が追えない

読んでいるうちに、目の奥のほうが重くなってくる。ページの隅から文字がかすみ始める。そういう日は、読む力が落ちたのではなく、目が先に限界を迎えている。公益社団法人日本眼科医会によれば、多くの人は40歳ごろから老眼の症状を自覚し始める(日本眼科医会・40代で始まる目の老化)。
字を大きくすれば楽になる、というほど単純でもない。電子書籍で文字を拡大すると、今度はページをめくる回数が増え、指と目の両方が忙しくなる。結局、目で文字の形を追う作業そのものからは逃げられない。
耳で読む形式は、この作業を最初から求めない。文字の大きさも級数も関係なく、声の速さを選ぶだけで物語が進む。老眼鏡の度数を合わせる手間も、読書灯を余分に持ち歩く必要も無くなる。
この理由が近いなら、老眼で文字が追いにくくなった人へ、耳で読むという選択 に詳しくまとめてある。
PR・広告を含みます
目を閉じたままでも、続きは進みます
夜になると文字がぼやける。読む力ではなく、目のほうが先に限界を迎えています。
耳で読む形なら、目を休ませたまま同じ本を進められます。照明を落とした部屋でも、続きから入れます。
合わなければ、期間内にやめられます。
無料期間や対象はキャンペーンで変更されることがあります。申し込み画面で最新の条件をご確認ください。
② まとまった時間がない
読書は、まとまった時間を先に確保しないと始まらない、と思われがちだ。実際には、通勤・待ち時間・寝る前のように、細切れの時間しか無い日のほうが多い。
耳で読む形式なら、洗い物をしながら、歩きながらでも進められる。1回の時間が短くても、積み重なれば1冊になる。
待ち時間を使うなら 待ち時間にオーディブル|呼ばれても困らない聴き方、寝る前に使うなら オーディブルを寝る前に聴くなら|眠くなる作品の条件 が参考になる。
1冊あたりの長さで迷うなら オーディブルは聴ける時間の長さで選ぶと続けやすい も見ておくと選びやすい。
PR・広告を含みます
まとまった時間ができるのを、いつまで待ちますか
15分ずつでは進まないと感じるのは、開いて閉じるたびに戻るからです。
耳で読む形なら、止めた場所から次に進みます。細切れの時間がそのまま積み上がります。
合わなければ、期間内にやめられます。
無料期間や対象はキャンペーンで変更されることがあります。申し込み画面で最新の条件をご確認ください。
③ 本を開ける場所がない

満員電車のつり革につかまっていると、本を開く手が無い。片手がふさがっているだけで、紙の本も電子書籍も開けなくなる。
耳で読む形式は、手を1本も使わない。イヤホンさえ着けていれば、つり革につかまったまま、続きが進められる。
満員電車が理由なら 満員電車で本が開けない日に、耳で読むという選択 に、周囲の音が気になる人向けの対策は ノイズキャンセリングとは?仕組みや機能を分かりやすく解説 も参考になる。
PR・広告を含みます
本を広げられない場所でも、続きは読めます
満員の車内や、待合の椅子。本を開くこと自体をあきらめている時間があります。
耳で読む形なら、手も視線もふさぎません。場所を選ばずに続きへ進めます。
合わなければ、期間内にやめられます。
無料期間や対象はキャンペーンで変更されることがあります。申し込み画面で最新の条件をご確認ください。
④ 乗り物に乗ると気分が悪くなる
バスや電車で本を読むと、酔ってしまうという人がいる。目と、体が感じている揺れの情報がずれることが原因の1つとされている。本を我慢して読み続けるより、目を閉じたまま景色の情報を減らすほうが楽になりやすい。
耳で読む形式なら、目を閉じたまま、あるいは窓の外を見たままでも読書が進む。文字を追う動作そのものが無いので、酔いの原因を1つ減らせる。
この理由が近いなら 乗り物酔いで本が読めない理由|耳なら景色を見たまま聴ける に詳しい。
PR・広告を含みます
乗っている間、本を閉じたままにしていませんか
読もうとすると気分が悪くなるので、移動の時間はあきらめている。
耳で読む形なら、目を閉じて景色の情報を減らしたまま話だけ進みます。揺れる車内でも、酔わずに続きへ入れます。
合わなければ、期間内にやめられます。
無料期間や対象はキャンペーンで変更されることがあります。申し込み画面で最新の条件をご確認ください。
⑤ 買ったのに読み始められない

文化庁の令和5年度「国語に関する世論調査」によれば、1か月に本を「読まない」と答えた人は62.6%だった。その人たちに、本ではない文字を読む機会を聞くと「ほぼ毎日ある」が75.3%になっている(文化庁・国語に関する世論調査)。
文字を追う習慣そのものは消えていない。消えたのは、1冊を最初から最後まで運ぶ形の時間だけだ。積読は、その差から生まれる。
耳で読む形式は、この差を半分だけ埋める。すきま時間で進められる点は効くが、「読み始めるまでの一歩」が重いという人には、それだけでは足りないこともある。
この理由が近いなら 積読が減らない理由|オーディブルで最後まで聴くには に、崩し方を書いた。
PR・広告を含みます
買ったまま開いていない本が、何冊ありますか
買った時点では読む気があったはずです。優先順位が下がっただけで、興味は消えていません。
耳で1周してから紙に戻ると、内容が入っている分だけ速く読めます。積んだままにしておくより、先に進みます。
合わなければ、期間内にやめられます。
無料期間や対象はキャンペーンで変更されることがあります。申し込み画面で最新の条件をご確認ください。
⑥ 読み始めても、意味が入ってこない
①〜⑤は、目・時間・場所・体調・きっかけという、はっきりした原因があった。⑥だけは違う。文字は目で追えているのに、意味として頭に入ってこない。
原因は「読書体力が落ちた」ではない。本の難しさ、その日の体調、読み始める前の状態の3つに分けられる。そして⑥は、耳で読んでも解けない。同じ行を戻って読み直せない分、むしろ条件が悪くなる。この記事で×を付けているのは、ここだけだ。
3つの見分け方と、戻らずに進む手順は本を読んでも頭に入らないのは本のせい?|同じ行を何度も読む人の3つの手順にまとめた。
6つのうち、耳で読むと解けるのはどれか
| 理由 | 耳で解けるか | 理由 |
|---|---|---|
| ① 目が疲れて文字が追えない | ○ | 文字の大きさという条件が最初から無い |
| ② まとまった時間がない | ○ | 細切れの時間でも進められる |
| ③ 本を開ける場所がない | ○ | 手が1本もふさがっていなくてよい |
| ④ 乗り物に乗ると気分が悪くなる | ○ | 目を閉じたまま読書が進む |
| ⑤ 買ったのに読み始められない | △ | すきま時間は埋まるが、最初の一歩は別問題 |
| ⑥ 読み始めても、意味が入ってこない | × | 次の見出しで説明する |
○が4つ、△が1つ、×が1つ。耳で読む形式は、多くの理由に対する現実的な選択肢になる。ただし全部を解決するわけではない、というのが正直なところだ。
耳で読んでも解けないもの
⑥の「意味が入ってこない」は、耳で読んでも解決しない。むしろ、耳のほうが難しくなることもある。
紙や電子書籍なら、意味が追えなくなった時点でページを戻れる。耳で読む形式は、声の速さで進み続けるため、聴き逃した箇所を自分の判断で止めない限り、そのまま先に進んでしまう。
本が難しすぎる場合も、体調が悪い場合も、情報の入れ方が合っていない場合も、耳に切り替えるだけでは変わらない。むしろ読み返しがしにくい分、条件が悪くなる。
だから、⑥に心当たりがある人にすすめるのは、耳で読む形式への切り替えではない。本を易しいものに替えること、体調の良い時間に読むこと、短い段落の本から戻すこと、この3つのほうが効く。
よくある質問
Q1. 読書体力とは何ですか、鍛える必要がありますか
A1. 長い文章を集中して読み続ける力を指す言葉として使われている。ただし①〜⑤の原因は、目・時間・場所・体調・きっかけという具体的な要因であることが多く、読書体力という一言でまとめると、対処が見えにくくなる。
Q2. オーディオブックで読んだことは「読書」に入りますか
A2. 統一された基準は無い。読書の記録や感想を書く場では、耳で読んだ作品も含めるかどうかを自分で決めておくと迷わない。
Q3. 耳で読むと内容が頭に残りにくいと聞きますが本当ですか
A3. 集中して聴いた場合と、ながら聴きをした場合とで差が出やすい。作業をしながら聴くときは、細部より大筋をつかむ聴き方になりやすい。
Q4. スマホの読み上げ機能でも代わりになりますか
A4. 機能そのものは近い。ただし電子書籍の読み上げ機能は、対応していない本があったり、声の抑揚が単調だったりすることがある。長く聴き続けるなら、朗読を前提に作られたオーディオブックのほうが続けやすい。
Q5. 本が読めないのは病気の可能性がありますか
A5. ①〜⑥のどれにも当てはまらず、読む努力をしても文字と意味が結びつかない状態が長く続く場合は、自己判断で済ませず、眼科や専門機関に相談することをすすめる。この記事は、そうした状態の診断や治療を目的にしたものではない。
こんな状態で、耳で読む選択をしている人
本が読めない理由は人それぞれ違う。近い状態を探してみてほしい。
50代・目が疲れて夜だけ読めない
日中は問題なく読めるのに、夜になると小さい文字がぼやける。①の理由に近いなら、耳で読む形に変えるだけで解決する。
30代・行き帰りの1時間しか読む時間がない
行き帰りの1時間ずつ、合わせて2時間を読書に使えれば、1週間で1冊読み終わる。②の理由に近いなら、まとまった時間を作る必要そのものが無くなる。
40代・車の運転中は本が持てない
通勤も送り迎えも車が中心で、運転中は本もスマホも持てない。③の理由に近いなら、両手がふさがっていても続きが進む形を試す価値がある。
60代・買った本が積み上がっている
面白そうで買ったのに、開かないまま本棚に増えていく。⑤の理由に近いなら、まず10分だけ聴いてみると積読が動き出すことがある。
目だけに頼らずに済む道具と、短い作品
①〜⑤の理由に効くものを、軸ごとに並べた。⑥(読み始めても意味が入ってこない)は道具では解けないので、ここには置いていない。
目が疲れて文字が追えない人に
①の理由に直接効く道具。文字の大きさでなく、光そのものを変える。
太陽光に近い光で、活字を長く追っても疲れにくくしたい人に
※価格・在庫はAmazonの最新情報をご確認ください
タッチレスで消せる。寝る前、本を閉じてすぐ消灯したい人に
※価格・在庫はAmazonの最新情報をご確認ください
耳を塞げない人に(家事・運転・育児)
②③の時間・場所の制約に効く。両手も耳の穴も塞がない形を並べた。
軽さと装着感を重視する人に。長時間の家事でも気にならない
※価格・在庫はAmazonの最新情報をご確認ください
まわりの音にかき消される人に
③に効く。集中を切る周囲の音を、価格帯を分けて並べた。
周囲の音を強く遮り、物語に集中したい人に
※価格・在庫はAmazonの最新情報をご確認ください
ヘッドホンは大きすぎると感じる人に。イヤホン型で同じ遮音を
※価格・在庫はAmazonの最新情報をご確認ください
まず試してみたい人に。価格を抑えたノイズキャンセリング入門
※価格・在庫はAmazonの最新情報をご確認ください
1時間以内で聴き終わる短編から
⑤に効く。積んだままの本を崩す前に、最後まで終わる短さのものを1本。読み切れた、という感覚が戻るのが先で、長さはそのあとでいい。
①〜⑤の人へ|短くて、途中で止まっても困らない作品
①〜⑤に心当たりがある人へ。1話ずつ独立しているものなら、途中で止まっても前へ戻らずに次から入れる。⑥はこの方法では解けないので、そこは本文の3つを試してほしい。
まとめ
本が読めない理由は、①目の疲れ ②時間 ③場所 ④乗り物酔い ⑤きっかけ ⑥情報の入り方の6つある。
①〜④は、耳で読む形式に変えるだけでほぼ解決する。⑤は半分だけ効く。⑥だけは、耳に変えても解決しない。むしろ難しくなることさえある。
自分がどれに近いかを確かめてから、対処を選んでほしい。①〜④なら、まず1冊、短い作品から耳で読む形を試してみるとよい。




















